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トランスクリエーションと翻訳の違い

2018-06-12

トランスクリエーションとは?
ひとくちに翻訳と言ってもその分野、用途により必要な技術は様々です。できるだけ言語間のギャップが発生しないように正確さが求められる翻訳もあれば、現地の文化的背景を反映させるローカライズが必要な翻訳もあります。ローカライズが必要な分野の中でも特にマーケティングや販促に使用する資料、キャッチコピーの場合は特殊な分野であると言えます。


例えば、マニュアルなどの文章は商品を購入したユーザーに分かりやすく操作方法を伝えることを目的としているため、その文章は平易で簡潔に構成されていることが多いです。そのため比較的原文の言葉をそのまま正確に訳すということが求めらます。


一方、キャッチコピーや販促用のポスター、商品のPR文章などは、消費者や企業に商品を購入してもらうことを目的とするため、よりクリエイティブな思考プロセスが必要になります。


国と国の間で文化の違いは必ずしも発生するものであり、原文をそのまま訳すだけでは、海外の人には伝わりにくい場合があります。そのため、原文とは異なっても多くの人の頭に残るようリズムのある文章にしたり、体言止めを織り交ぜることも少なくありません。


そういった、言語の知識だけではなく、原文の意味や意図、ターゲット、ブランドイメージなどといった様々な要素を理解し、海外の市場においても効果的であると言える表現を用いて文章を構成することをトランスクリエーションと呼びます。   


トランスクリエーションの例

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洋画の邦題は原題とはずいぶん違っていることが多いのをご存知でしょうか。 ただ単に原題を直訳するのではなく、映画の内容、原題の雰囲気も踏まえたうえで日本人が興味をそそられる、見たくなるような題をつけている事が多いんです。

ここで原題と邦題が異なる映画をいくつかご紹介します。  



■『ショーシャンクの空に』(1995年)


原題:『The Shawshank Redemption(ザ・ショーシャンク・リデンプション) 直訳は、「ショーシャンクの贖罪」です。「 Redemption 」には「贖罪」の他に「取り戻す」という意味があり、結末を予感させるものとなっていますが、日本人には分かりづらいです。「空に」とすることでポジティブな内容であることを連想させ、日本でもヒット作となりました。


■『6才のボクが、大人になるまで。』(2014年)


原題:『Boy Hood(ボーイ・フッド) 直訳だと「少年時代」。この映画は実際に6歳の少年が18歳になるまでを追った内容として話題になりました。直訳の「少年時代」だとそれが伝わらないし、インパクトが薄いですよね。

   

■『天使にラブソングを』(1992年)


原題:『sister act(シスター・アクト) 直訳だと、「修道女の演目」。本当に有名な映画ですが、原題だけ見るとどの映画のことか分からないですね。日本版タイトルはおちゃめな雰囲気がでていて、原題以上に内容をとらえているのではないでしょうか。      


■『リトル・ダンサー』(2001年)


原題:『Billy Elliot(ビリー・エリオット) 原題のビリー・エリオットは主人公の名前です。アメリカの映画は人物名を題にすることも多いようです。邦題の『リトル・ダンサー』は簡潔に映画の内容を表した題名で日本人にはすごく分かりやすいです。    


■『カルじいさんの空飛ぶ家』(2009年)


原題:『UP(アップ) これはまたすごくシンプルな原題です。力強さはありますが、内容は全く伝わってきません。 邦題からは一度聞いただけで内容が連想され、子供の好奇心をもそそりそうなうまい題になっています。

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特別なスキルが必要
上では映画の題名を例に出しましたが、原題はシンプルでむしろ内容をほとんど出さない、少しほのめかす程度のものが多いのに対し、邦題は題名を聞いて内容を連想させるような分かりやすいものが多いことが分かります。


これも日本の文化的背景、日本人の感覚に合わせた映画会社の戦略であると言えます。日本で公開する際には日本人の興味を惹きつけないといけないのです。そのためには時には大胆にアレンジを加えたり、創造性のある表現を用いることも重要です。


トランスクリエーションは企業やブランドの海外進出において非常に重要な部分であり、通常の翻訳とは違う点をお判りいただけたかと思います。 マーケティング分野(キャッチコピー、ポスターなど)の翻訳ではいかに想定読者を魅了できるか、商品購入に導けるかどうかが大変重要になります。


トランスクリエーションには翻訳の知識だけではなく、海外の市場・文化に関する知識、消費者を引き付ける文章を作り出すクリエイティブ性が必要です。トランスクリエーションが必要なマーケティング分野の翻訳を翻訳会社に依頼する際には、希望を聞いてくれる翻訳会社であるか事前に相談されることをお勧めします。      

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