海外でも人気を集めている日本の漫画。
今では日本文化を代表するものとなっています。2016年のリオデジャネイロ五輪の五輪旗引継ぎ式の映像には日本を代表するアニメのキャラクター『キャプテン翼』や『ドラえもん』が登場しましたよね。
それほど海外から見た日本の代表的な文化としてアニメ、漫画は定着してきています。日本の漫画が海外進出する際に必ず必要になってくるのが翻訳作業です。 今回はその『漫画翻訳』についてご紹介します。
世界で注目を集める「漫画」
日本の人気漫画は多言語に翻訳され、翻訳刊行版として各国で販売されています。
例えば人気漫画『ONE PIECE』の翻訳刊行版は世界35か国以上で出版され、全世界の累計発行部数は2017年10月時点で4億3000万部を突破しており、海外でも人気を集めています。
しかし弊社にご依頼いただく漫画翻訳の案件は日本語⇒英語や日本語⇒中国語のものだけではありません。最近では海外の漫画も日本に輸入されており、英語⇒日本語や韓国語⇒日本語等のご注文もいただいております。
漫画といえば、今までは日本からの輸出ばかりがフューチャーされていましたが、海外から日本に入ってくることも増えてきています。
漫画翻訳は小説等に比べれば、文字数は少ないですが、その分非常に多くの技術が求められる翻訳です。
では、どのような技術が必要になるのか見ていきましょう。
漫画翻訳
■ローカライズ
日本の漫画を例にみれば分かる通り、そのほとんどは日本の大衆文化の文脈で制作され、多くの場合は日本の読者を対象に作られます。それを多国語に翻訳するので、そのまま翻訳しては海外の読者が理解できない日本独自の文化が少なからず出てきます。
その場合に、読者に分かりやすいよう、現地の文化に置き換えたり、あるいは注釈で説明を入れたりします。 また、日本の漫画の場合、ほとんどが縦書きで書かれ、右から左へ読み進めます。しかしそれを英語に翻訳する場合、横書きに、左から右へ読めるように変更する必要があります。
■表現力
漫画は、小説に比べ文字量が少ない分、情景を表現する擬音語・擬態語(オノマトペ)などが多く登場します。オノマトペは国によっても表記や聴こえ方が違います。 漫画の吹き出しのスペースに合わせて、原作の意味や情景を損なうことなく翻訳するには、日本と現地の両方の文化を十分に理解して表現することが求められます。
漫画だけでなく小説や映画、芸術性が高い分野では、単に言葉やセリフを翻訳するだけではなく、文化を翻訳できているかが海外でも受け入れられるかのカギを握っています。
多くの技術が求められる漫画翻訳。海外でも愛される作品にするためには知識・経験を兼ね備えたプロの翻訳者の手が不可欠であるといえます。
1-StopJapanの漫画翻訳
知識・経験が豊富な翻訳者が翻訳を担当いたします。 日本語⇒対象言語に限らず、対象言語⇒日本語の翻訳も承っております。
弊社の翻訳サービスは翻訳プロセスの最終段階で必ずネイティブチェックを導入しております。 1-StopJapan独自のネットワークを利用し、お客様にご満足いただける高品質の翻訳をお届けします。
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♥今まで118名から役に立ったと言われました。